2015年5月7日木曜日

古典銅版画 大関・雷電為右衛門

古典銅版画...線画で描かれた細密描法
(前田伝統工房・前田浩利 画) 

剛力無双の雷電が、横綱でないことは、日本大相撲史上の不思議といわれています。また、
横綱の起源については、日本書記を宗とし、その論の正統性を主張されているものや、土俵の所作にからむ陰陽師の呪法と、神格の付与、綱の解釈などに、すこし無理があるのではと思われる記述もあります。
 
1大相撲フアンとして、私は雷電が横綱を締めた姿絵を見たい、という素朴な願望からこの銅版画を制作しました。
題して《大関・雷電為右衛門、横綱を帯びて百鬼妖怪を成敗す。--》
登場する妖怪は、重文「百鬼夜行絵巻」の妖怪達です。 
相撲絵については次の「七福神相撲遊交の図」も制作して2種で1対としました。
制作は約20年前です。


雷電為右衛門の像 (腐食銅版画・48㎝x23)

七福神相撲の像 (腐食銅版画・48㎝x23)


 

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